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ペット喜怒哀楽

沖縄学

沖縄学
沖縄学
書名 : 沖縄学 ウチナーンチュ丸裸
著者 : 仲村清司
出版社: 新潮文庫 2006.2.1 初版 334ページ \539

感想 : 2006.5.25日記掲載

気になった表現 :
テーゲー  薩摩藩んではテゲ、倫理用語。対象を命じられた者は方針についてはあらましをいうだけで、細部はすべて下級社にまかせねばならない。そして、テゲであるべき人物は、人格に私心がないことが必要で、さらに難に殉ずる精神と聡明さも必要とされた。このテゲの精神を忠実に守ったのが、西郷隆盛、大山巌、東郷平八郎。

かつては内地の人も夏の間は昼食後1時間ほど昼寝をする習慣があったのをご存じか? ものの本によると、昼寝は東南アジアから中国、日本にかけてのアジア共通の習慣で、シエスタで有名なスペイン人も実は東南アジアにきてからこれを尻、母国dふぇこの習慣を定着させたというのだ。暑い日中に働いても生産効率が上がらないことから始まった一つの生活の知恵と見られているが、ただ日本の場合、江戸時代、都市生活が始まると徐徐に消えていき、明治時代に入ると都市部からはなくなったのだそうだ。

1683年、中国使節団が書いた「使琉球雑録」に、働かない男、勤勉な女が書かれている。さらに、土地の人から聞いた話として、「いまは中国から要人がきているから、男も働いているが、これが終わるとすべて女の役目にされ、薪をかついで運ぶ仕事も女がやる」 男女の労働差もだけれど、昔から、要人のために見せる、かっこつけるわけね。授業参観しかり、オリンピックなんかあちこちの国でそうだもんなぁ...国家の見栄。




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